使用制限期間解除:アビプロSE
2016-05-24
弊社製品「アビプロSE」では使用上の注意(一般的注意)として「本剤は、食鳥処理場出荷前10か月間は使用しないこと」との使用制限を設けておりましたが、このたびこの制限を解除いたしましたので、下記の通りご案内致します。製品添付の使用説明書の改訂は順次実施して参ります。
【解説】
平成26年12月19日付け農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課長通知26消安第4490号において、「内閣府食品安全委員会の評価により動物用ワクチンの添加剤として使用される限り人の健康影響は無視できると考えられる成分(以下、評価済成分)のみを使用するアジュバント加ワクチンについては、使用制限の設定を要しない」とされたことから今回の変更となりました。本製品に含まれる下記の添加剤はすべて評価済成分です。
本製品に使用されている添加剤 | 評価日(更新含む) |
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リン酸緩衝食塩液 塩化ナトリウム 塩化カリウム リン酸水素二ナトリウム・12水 リン酸二水素カリウム |
平成26年10月14日 |
軽質流動パラフィン | 平成27年2月17日 |
モノオレイン酸ソルビタン | 平成27年2月17日 |
ポリソルベート | 平成27年2月17日 |
ホルマリン | 平成27年2月17日 |
※平成28年2月2日現在:農林水産省ホームページより
注意:と畜場法(昭和28年法律第114号)では、ワクチン等の生物学的製剤を注射され著しい反応を呈している家畜のと殺・解体の禁止等が定められていることから、厚生労働省は生物学的製剤を注射して20日以内の獣畜のと畜申請等を行わないよう指導しています。これはワクチンの使用制限の設定の有無とは関わりなく継続されていますのでご注意ください。