採用Q&A

ここでは、弊社の採用について皆さまからよく頂く質問に回答しております。

Q1:ワクチノーバ株式会社の強みとはなんでしょうか?

A1:大きく7つあります。

1)1928年ドイツ創業の家禽類や魚類の育種をコア事業とするEWグループの動物用ワクチン事業
  の担当がワクチノーバグループ。世界で流通する採卵用鶏・肉養鶏の70%はEWグループの育種
  事業の種鶏。

2)EWグループは非上場、同族経営のため、意思決定が迅速、中長期のビジョンを優先。

3)ワクチノーバグループは、オランダに本社組織を置き、世界9ケ国で動物用ワクチン事業を展
  開。グループ内での研究・開発、製造技術、製品の交流が盛んです。

4)設立は2011年3月ですが、50年以上の実績のある会社を吸収。事業基盤は盤石。

5)EWグループのチャネルで、全国の養鶏事業者様とのネットワークは構築済。

6)国内動物用ワクチン市場330億円、鶏用は104億円、鶏用ワクチン業界2位。国内鶏用ワクチン
  市場の占有率70%超のワクチンが4製剤あり。
7)国内に製造施設と最大700羽のSPF鶏が飼養可能な鶏舎、家畜診療センターを併設する研究所
  あり。診断、研究開発、製造販売のサイクルを回し、新しいワクチンの開発が可能。

 

Q2:現在製造販売している製品は、鶏用生ワクチンのみとのことですが、今後の展開について
         お聞かせください。

 

A2:EWグループの主たるコア事業は、家禽類と魚類の育種です。よって、ワクチン開発において
         も、鳥類と魚類の優先順位は高いです。ワクチノーバグループとしては、産業用動物のワクチ
         ン市場規模が最大である豚用ワクチン、海外のワクチノーバグループで、特殊な技術を有する
         牛用ワクチンにも展開して参ります。

Q3:会社説明の中で、研究開発の対象は、販売先を全世界とするグローバルプロジェクトと特定
   の地域・国とするプロジェクトに分けて、ワクチノーバグループとして優先順位をつけて進
   めるとありますが、販売先を全世界とするか、特定の地域・国とするかの区分はどのように
   決めるのでしょうか?

 

A3:ひとえに市場のニーズと大きさです。次に、想定される販売高と利益率のバランスにより区
   分されます。市場規模が大きくても、有効・有用なワクチンが流通している市場と、有効・
   有用なワクチンが未開発の市場があります。有効・有用なワクチンが流通している市場に、
   革新的でオリジナリティーのある新製品で参入する場合と、ジェネリック品として参入する
   場合では、利益率が異なります。市場規模や想定される利益率だけでなく、販売対象国によ
   り、医薬品の製造や品質管理基準が異なることも特定の地域や国のみを対象とするワクチン
   の研究開発が必要な理由のひとつです。

 

Q4:会社説明の中に、「革新的なワクチンの研究開発」という表現がありますが、教えて頂ける
   範囲で構わないので、具体的に考えをお聞かせください。

 

A4:ワクチンの設計の基本は、どの抗原を対象とするか、生体のどこに免疫するか(感染阻止
   か、発症防止か、発症の軽減か)、どのように生体に接種するのかにあります。これらを
   踏まえて、革新的でオリジナリティーのあるワクチンを研究開発しています。

 

Q5:毎年冬になると、鳥インフルエンザで多くの養鶏場で鶏が殺処分されるニュースを見ます
   ワクチノーバの製品には、鳥インフルエンザ用のワクチンがありませんが、開発しないので
   ですか?

 

A5:鳥インフルエンザの感染源は、大陸から飛来する鳥インフルエンザに感染した野鳥です。世
   界 には鳥インフルエンザのワクチンは存在し、接種している国もあります。日本でも製剤と
   しての承認はあり、国の備蓄用ワクチンとして製造もされていますが、一般販売は許可され
   ていません。それは、次の要因によります。
      

     ① ワクチンを接種すると、鶏に抗体ができ、抗体検査をしても、野外株による抗体なのか、ワ
         クチン株による抗体なのか識別が難しくなります。

   ② 鳥インフルエンザウイルスは、感染した生体内で変異を起こしやすいウイルスですが、ワク
   チンでは感染阻止はできません。よって、1羽でも野外株に感染すると、養鶏場全体に蔓延
   し、 更には、感染した鶏の出荷により、養鶏場の外に野外株の鳥インフルエンザウイルスが
   広がることになります。感染した鶏が増えれば、日本では未だ症例はありませんが、鶏から
   人への感染の可能性も高くなります。

   ③ ワクチンを使用せずに、発生の都度、農場単位で鶏を殺処分し、近隣の農場も一定期間、鶏
   や卵の移動制限や出荷制限を実施し、鳥インフルエンザを清浄化します。鳥インフルエンザ
   が発生しても、ワクチンを使用せずに清浄化すると、国際獣疫事務局の規定において鳥イン
   フルエンザ清浄国と認定され、日本産の鶏肉や卵の輸出先を広げることが可能となります。

 

Q6:ワクチンって、どうやって作るのですか?

 

A6:現在、日本で製造しているワクチンは、鶏用生ワクチンです。その原材料は、特定な病原フ
   リーの有精卵(SPF卵)です。EWグループのドイツのSPF卵生産会社から、毎週、製造計画
   に合わせて空輸で輸入し、孵卵器にいれるところから、製造が始まります。生ワクチンの製
   造方法は、3種類あります。①細胞培養由来生ワクチン製造、②細菌培養由来生ワクチン製造
   ③発育鶏卵由来生ワクチン製造です。

 

Q7:品質管理で行う試験は、どのような試験がありますか?

 

A7:試験の名称だけ上げると、次のようなものになります。生菌数限度試験、ウイルス含有量試
   験、マイコプラズマ否定試験、迷入ウイルス否定試験、サルモネラ否定試験、含湿度試験、
   鶏赤血球凝集試験、無菌試験、安全試験、力価試験、ホルマリン定量試験、真空度試験、特
   性試験等です。      

 

Q8:獣医師国家試験を受験し、獣医師として入社することを考えていますが、獣医師資格者に
   期待する業務とはなんでしょうか?

 

A8:獣医師は、動物の発生学、生理学、伝染病学の基礎知識を有しています。この知識により
   病原体の侵入、増殖、発病、死亡に至るメカニズムに対応する予防策を考えることができ
   畜産業者に指導する事が可能になります。従って、薬機法においても医師と同じ取り扱い
   となっています。

 

Q9:薬剤師国家試験を受験し、薬剤師として入社することを考えていますが、薬剤師資格者に
   期待する業務はなんでしょうか?

 

A9: 医薬分業になった要因をお考え下さい。医師、獣医師ではワクチンの研究開発及び製造に
   使用される培地、試験等の薬理作用或いは調剤に対する基礎知識が十分ではありません。
   従って、薬機法においても製造販売業での総括製造販売責任者は薬剤師となっています。
   薬理作用に対する知識を生かして、安全性が高く、高い有効性を持つ予防薬、治療薬の
   開発研究が可能となります。

 

Q10:研究職での就職を考えています。ワクチノーバの研究開発部門で、求められる知見や能力
    とはどのようなものでしょうか?

 

A10:   動物、病原体、ワクチンの種類に対する一般的な知識、化学、物理、生物、統計解析に対
    する高校卒レベル以上の知識と能力。

 

Q11:モノづくりに関心があります。ワクチノーバの製造部門で働く魅力、やりがいとはなん
          でしょうか?

 

A11: EWグループ、ワクチノーバグループ及び当社が対象としているワクチンは産業動物に
     対するものです。ワクチンを使用することにより対象動物は健康に生まれ、病気をせずに
     元気に障害を過ごすことにより畜産業者、消費者に貢献することができます。このように
     ワクチンを効率的に製造し、利益を生み出すことにより拡大再生産が可能となり、企業も
     産業も発展します。

 

Q12:営業職に関心があります。ワクチノーバの営業部門で働く魅力、やりがいとはなんでしょ
    うか?

 

A12 : 畜産業界の生産性を阻害しているファクターを見出し、その要因になっている病原体の
    ワクチン化をフォローすると共に、畜産業者、薬品卸会社社員、獣医師に適期・的確で
    学術的なアドバイスをし、獣医師に対して最適なワクチン、投与時期、及び投与方法を
    提案し、フォローします。これらのことにより畜産業者、薬品卸会社、獣医療の発展だけ
    でなく、より安心安全な畜産物を求める消費者のニーズを満たすことに貢献することがで
    きます。加えてワクチノーバ製品を使用した顧客から、「鶏の健康状態がよくなった」、
     「経営が改善できた」と直接感謝されることがあることとも、やりがいの1つです。

    

 

 

 

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